テンプレートとデザイン
WordPress でブログを始めようとした時に、悩むのがテンプレート選びと全体のデザインです。
テンプレートの選び方としてよく言われるのが、
- SEOに最適化されている
- Adsenseの配置が適切
- ソーシャルメディアとの連携
- レスポンシブ対応
などです。
ワードプレスのテンプレートを探すと、大きく分けて、デザイン重視のものと、SEO、Adsense重視のものに分かれていますね。
海外のテンプレートはほとんどの場合デザイン性の高さが目に付きます。
国内のブロガーに人気があるのは、無料ということもあって stingerやバズ部の Xeory でしょうか。
海外のテンプレートは目を引くものが多いですが、なんとなくしっくりこない。。。。そう感じる方が多いです。なぜでしょう。
日本人向けサイトと外国人向けサイトの違い
ここで日本企業の国内向けサイトと国外向けサイトを見てみましょう。使い勝手も含めて体験するために、実際に開いてみることをお勧めします。
どちらの会社のサイトも、日本向けと米国向けのサイトでは、日本語と英語という違いだけではなくデザインにも違いがあります。
パッと見て気がつくのは、
- 画像のサイズが大きい
- 文章が短い
- 動きのある作り
という点です。気がつきましたか? 他の企業のサイトでも比べてみると面白い発見があるはずです。
ワイドショーのフリップ
次は日本のニュース、ワイドショーを思い浮かべてください。
よく見かけるのが、解説者が手に持つフリップボードや、ホワイトボードのようなパネルを使った解説と、そのボードやパネルには貼られている粘着シートを進行とともにめくる姿です。
時には、めくる予定ではないものがはがれたり、出演者がうまく剥がせなくてスタジオに笑いが・・というあれです。これなしでは始まらないと言っていいくらいに目に付きます。
一方、アメリカのテレビ番組では、同じようなものを目にすることはありません。一年ほどのアメリカ生活でも見た記憶がありません。
なぜでしょう。
コストでしょうか?
あのフリップは言わば手作りなので費用も時間もそれなりにかかります。
日本のテレビ局の技術は遅れている?
いえいえ、そんなことはありません。
結局の所、日本人が手作り感のある演出を好むからなんです。
手作業で作られたであろうフリップに好感をもつ。
出演者が粘着テーぷを手で剥がしていく姿に好感をもつ。
手作り感が好きな日本人
日本人向けのサイトやブログは動きが少ないシンプルな作り、簡素なイラストが特徴で、世界的なウェブデザインの潮流から見れば決して Cool!! ではありません。
ブログやサイトの対象年齢と、テレビ番組の視聴者の年齢の差による好みの違いはあるにしても、今のところ、そしてもうしばらく先までは、それがユーザーの好みであることは変わりなさそうです。
ユーザー、読者の好みが変わり始め、テレビから手作りフリップがなくなるまでは欧米のWordPressテンプレートのような「かっこいい」デザインは不要、むしろ逆効果と見た方が無難ですね。
もっとも、シンプルであることは、SEO的には悪いことではありません。