スラックラインとは
公園などでスラックラインをしていると、「綱渡りの練習ですか?」と聞かれることがよくあります。たまにテレビや雑誌などでも取り上げられることが増えているとは思いますが、まだまだ知られていないようですね。
それでは、スラックラインとはなんでしょう。「綱渡り」はほぼ正解と言ってもいいかもしれません。ただ、スラックラインの場合には、「綱、ロープ」ではなく、幅3cmから5cm程度の幅のナイロンのテープを使います。
CLASSIC LINE X13 15m
こんな感じのテープの端を樹などに固定し、ラチェットでテンションをかけて張っていくという、仕組み自体はとても単純なものです。
ロッククライミングなどのクライマーがクライミングに使うテープを樹の間に渡しその上を歩いてみた、というのがスラックラインの始まりと言われています。クライミング、岩登りは、見ていると力のスポーツに見えますが(もちろん、そういう面もあります)、実際にはバランスがとても重要なスポーツなんですよ。
そんな風に始まったスラックラインですが、今では世界大会はもちろん、日本でも大会が開かれていて、ただの綱渡りを超えた信じられないような技の数々が繰り広げられるという一つの独立したスポーツ競技となっています。
大会出場を目指すまでは行かなくても、スラックラインにはとても素晴らしい効果があります。
スラックラインでバランス感覚と筋力を養う
ひとつめの効果はこれです。
スラックラインの体験イベントなども開かれていますので、一度でもスラックラインを試してみた方はお分かりと思いますが、最初はラインの上に立つこともできません。誰かに手を持ってもらっても足はブルブルと震え、ラインは左右に揺れ動き、立つどころではなかったと思います。そして、それだけなのに、翌日は全身筋肉痛・・・・だったのではないでしょうか?
ストリート系のダンサーである知人も筋肉痛になったそうです。ただ、さすがに上達は早かったですね。
さて、張られたテープの上に立とうとしただけなのに、なぜ筋肉痛になるのでしょう。
静止しているように見えるテープは高い伸縮性があるため、その上に立とうとすれば、上下左右に動きます。その動くテープの上でバランスを取ろうとするために、普段使っていない全身の筋肉が「無駄に」動きます。もちろん体幹の筋肉も使われます。そこで、支えてもらって立とうとしただけなのに筋肉痛!! ということになります。
ということは、
ダイエットにも最適
ということです。
スラックラインは楽しい!!
ふたつめの効果がこちら。
何と言っても楽しいです。「綱渡り」が楽しいなんて思えないですか?
公園に親子連れがいると、子供は興味津々で寄ってきます。公園で長く続けるには公園に来る親の反感を買わないことがとても大切なので、やさしく「やってみる?」と子供に声をかけ、間違っても落ちないように支えてテープの上に立たせて見ます。
すると、ほとんどの子供は夢中になりますよ、こちらが「もう、勘弁してー」と思うくらいに何度でも何度でも「もっとやる〜!」って言いますよ。その時の楽しそうな顔ったらありません。
たまに、お母さんたちにも声かけるのですが、皆さんやりませんねぇ。。。「私が乗ったら切れちゃうから」というのがお母さん達の定番の断り文句ですが、「切れません!!」。
お父さんの場合だと、子供の手前、うまくできなかったら格好悪いというのがあるのでしょうね。本当は「やってみたい」と顔には大きく書いてあるのですがね・・・。
いやぁ、パパもママもやってみましょうよ。一度でもやってみたら楽しいですよ。
キーワードは
「童心に返る」
いくつになっても楽しいものは楽しい!!