トレランシューズのブランド別特徴
トレイルランニングで使うシューズはジョギングシューズよりも寿命が短い場合が多いです。
作りがどうこうではなく、走る場所の違いと、負荷のかかり方の違いですね。
ほぼ平坦な舗装道路の上を走る(雨の日は休みという方も多いでしょう)ジョギングに比べてオフロードの砂利、泥、水たまり、尖った岩、ヤブを避けては走れず、また、登りくだり、横方向への負荷もかかるトレランとの差です。
メーカーによってアプローチの仕方にも差があります。日本で比較的手に入れやすいブランドのトレランシューズの特徴を見てみましょう。(紹介するモデルではなくても、一通り履いたことがあるので、その感想を含めて。)
SALOMON(サロモン)
まだまだ、スキー、スノボブランドのイメージが強いかもしれませんが、トレランシューズもだいぶ前から作っています。
全般的な印象としては、軽量、通気性重視(Gore-Texモデルを除く)、靴紐の締め方に特徴(早さ、締めやすさ)あり。
こちらは、サロモンのトレランシューズを代表するモデルと言っていいと思います。
足幅が狭い人向きモデルが多いですが、このモデルは比較的幅広なのも日本人には嬉しいところ。
asics (アシックス)
ジョギングシューズならアシックスという方も多いはず。私もそうです。ジョギングなら GT-2000 New York これ買っておけば間違いなし。
そのアシックスも、以前からトレランシューズには力を入れていたメーカーなのですが、トレランシューズに関しては、ほんの数年前まで海外のみ発売のモデルが多く、日本では買えないモデルも多かったものです。最近は、ほぼ変わらないラインアップになっていますね。
これも、トレラン人口が増えてきた証拠でしょうか。
さて、GT-2000 にはトレラン用の GT-2000 ALLROAD というモデルもあるので、普段慣れてる靴にしておこう、となればいいのですが、こっちはGore-Texモデルしかないのと、足入れ感がジョギングタイプとは違うので注意してください。(良くないという意味ではないですよ)
montrail (モントレイル)
日本のトレランの歴史を語る上では外せない。トレランと言えばモントレイルという時代もありました、今もかな。一般的な日本人の足にも合いやすいと思います。
私も何足か履きましたが、平均すれば悪くない。ただ、一足だけ、大きなハズレがありました。まぁ、足に合わなかったのと、いくら何でも作りが雑だろ、ということがありましたね。
なんだかんだと、ベンチマークと言えるブランドです。
VASQUE (バスク)
古くからあるアウトドアシューズ(登山靴)メーカーです。個人的には、ここのちょっと前のトレランシューズとかアプローチシューズが好きだったんですよね。
誰が見るわけではないとしても、デザインが自分の好みに合うことも大事です。
最近のモデルはちょっと好みから外れてしまったのと、売っているのを見たことがないのではいたことがありません。残念だなぁ。。。。
New Balance (ニューバランス)
日本では、スニーカーのイメージが強いのですが、アメリカなどではジョギングシューズ、トレランシューズ通じて愛用者が多いです。
この靴はガンガン走る、というよりも、歩く寄りです。
履き心地はさすがニューバランスと言って良いかと。
足型も日本人向けです。
そして比較的お手ごろ価格。
と文句なさそうなのですが、作りが甘いことが少なくないので、店で買う時も同じサイズを何足か出してもらって比べることをお勧めします。
耐久性もそんなに期待しない方がいいですね。
inov-8 (イノヴェイト)
コアなファンが多いブランド、という印象。日本だとあまり合う靴を探せない細身で甲高ではない足の方に合うモデルが多いと思います・・・・というのは以前の話で、日本規格になってから変わったようです。
どちらにしても、以前より突出した個性はなくなったかな。
ionv-8の靴の印象は、グリップでしたね。
North Face (ノースフェイス)
NFのトレランシューズでは、走ったことがないのですが、店頭で見て試しばきした限りでは、平均的なトレランシューズだと思います。NF好きなら全身NFで揃えるなんていうのもありだと思いますよ。
Merrill (メレル)
このブランドもトレッキングシューズの方が有名かもしれません。トレッキングシューズもヘビーというよりはライトな印象。トレランシューズもそうじゃないかな。
で、どのブランドがいいの??
いくつか紹介しましたが、このブランドのトレランシューズなら間違いなし、とか、このモデルなら絶対大丈夫ということがないのは、トレランシューズに限りません。
あと、上の紹介では触れなかったのですが、ソール。
万能なソールというのはないです、残念ながら。
岩場に強くても、濡れた木の根や草はダメとか、その逆とか。厚手のソールは岩の出っ張りに対するクッション性はあるけれど、路面の感触は捕らえにくいとか。
理想を言えば、走る場所、その日や前日の天気などに合わせて選べるように2,3足、タイプの違う靴があるといいですね。