BabyMetal と書いてベビーメタル ベビメタにはまった男の話
BabyMetal(ベビーメタル)をご存知ですか?
BabyMetal って?
10代の女の子3人が踊りながらメタルを歌うというメタルダンスユニット、それも、白塗りのメチャウマバンドを従えて、しかも、今や、主戦場は国内ではなく海外のフェスで、メタリカもアイアンメイデンもジューダスプリーストともドラゴンフォースとだってお友達という、ひとことで言えば Kawaii Metal かな。
ベビーメタルは、その活動期間の長さに反して滅多に新曲が出ません。これまでに発売されたアルバムも1枚だけ。ライブでたまに新曲が披露されますが、2016年4月のニューアルバムの発売が本当に待たれます。
BabyMetal との出会い
ある日、Google+ を眺めていると、おすすめの投稿(だったかな)の中に BabyMetal なるものが流れてきました。アイドルがメタルを騙る時代になったか・・・・・メタルをなめんなよ、と思いつつ、Live in UK って書いてあるので「アイドルがメタルを騙って UK Live? 誰が観るの?? 観客全員日本人??? と ? の数は増える一方なので、「まぁ、見てみるか」と。
Road Of Resistance
忘れもしない、流れた曲は「Road Of Resistance」
そして、え?・・・ドラフォ? じゃないけどバンドうまいな・・・
ん? 客に日本人いない・・・
歌詞、日本語だし・・・
キレッキレッ!
メタルなのか・・・? うーん、そこどうでもいいや!
というわけで、その日は Youtube でBabyMetalを 見て過ごしましたね。
日本語で海外フェス
そして、改めて驚いたのが、日本語の歌詞のまま海外フェス回っているわけです。それの何が凄いかというと、これまで日本のバンドが海外進出するにあたっての壁は言葉だと、なんとなくみんな思っていたわけです。
英語でやりたいけど、発音がなー、とか、英語の歌詞つけてみたけど、ちょっと違和感がなー、とか、だからと言って日本語歌詞でメタルをやると、なぜかアニソン化する現象というのもありまして、日本人のメタルと言葉にはいろいろと複雑な相性の悪さみたいなものがありました。
ここで、時代を遡り、ジャンルも超えて振り返ると、日本の歌最大の世界的ヒットと言えば、坂本九の「上を向いて歩こう」です (あちらでは、「SUKIYAKI」というタイトルでしたけど。) 。何しろ、ビルボード3週連続1位ですよ。
ね、歌詞が日本語かどうかなんて関係ないんです。
というのは、さすがに無理があるか。だったら、ビルボードチャートにはもっと英語以外の曲がランクインしてもよさそうだけど、やはり少ないです。
ただ、必ずしも歌詞の言語だけが国外でも評価されるための壁になっているとは言えないんじゃないかとは思うわけです。
ビジュアルも欠かせない
BabyMetal の場合、ビジュアルがとても大事なファクターだとは思います。もし、耳からだけ BabyMettal を聞いていたら、ふーん、で終わったかもしれません。彼女たちがライブで魅せるパフォーマンスがあってこそのハマリですね。
特に、海外のメタルバンドのルックスというのは、ワイルドでゴツい系が多いです。メタルにも様々なジャンルがあるので一言で表すのは難しいのですが、「漢のロック」という面が強いわけです。そんな世界に吹いたアイドル系のカワイイの風、一糸乱れぬダンス、それまでのメタルしか知らなかったメタラーには衝撃的な事件なわけです。
黙って見てから語れ
どんな世界でも押し付けがましいのは嫌われるものですが、こと BabyMetal に限っては、そして、BabyMetal 喰わず嫌いなメタラーにはあえて言いましょう。
ライブの動画を見ろ!!
と。新しい世界が君を待っているぞ!