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BABYMETAL とメタル界の高齢化

   

メタルバンド

高齢化の進むメタル業界

メタル業界と一言で括るのもどうかとは思いますが、話を進めるためにあえてまとめますが、メタル界の重鎮バンドはその活動暦も長くなる一方です。きっと、みんないい歳なんだろうな、とは思いつつ、パッと思い浮かぶバンドと1st アルバムが発売された年、主なメンバーの年齢(2016年1月現在です)を調べてみると・・・・・

メタリカ
1st album発売 1983年
ジェイムズ・ヘットフィールド 1963年生まれ 52歳
ラーズ・ウルリッヒ 1963年生まれ 52歳
カーク・ハメット 1962年生まれ 53歳
ロバート・トゥルージロ 1964年生まれ 51歳

揃って50越えてますね。最近のラーズなんてすっかりおでこが広くなりました。
続いてメタリカつながり。

メガデス
1st album発売 1985年
デイブ・ムステイン 1961年生まれ 54歳

やはり、メタリカと同世代。デイブ・ムステインといえばドラッグ、ドラッグといえばデイブ・ムステイン、と言われた男も今や50代も半ばです。

ジューダスプリースト
1st album発売 1974年
ロブ・ハルフォード 1951年生まれ 64歳

64歳! ちなみにゴーーーーひろみは60歳。

ふなっしーが敬愛してやまないオジーオズボーン 67歳!!

そういえば、つい先日モーターヘッドのレミーが亡くなりましたね。享年 70歳でした。

少し若手も見てみると、
スリップノット
1st album発売 1999年
シド・ウィルソン 1977年生まれ 39歳
ショーン・クラハン 1969年生まれ 46歳

思ったよりも若手ではありませんでした。

続いてベビーメタルと共演との共演も記憶に新しい
ドラゴンフォース (1st album発売 2000年)
サム・トットマン 1974年生まれ 41歳
ハーマン・リ 1976年生まれ 39歳
えー、そうなんだ。もう少し若いかと思ってた。

高齢化社会の救世主?

サンプルが少ないとか偏っているという批判はあると思いますが、それでも、大御所の高齢化が進み、それを乗り越える若手がなかなか現れないというところは、落語界にも通じるところがあるかもしれません。
そして、もちろん長年のメタルファンや、かつてメタルを聞いていたメタルキッズ達も今ではそれなりの年齢になっているわけです。

そして、我らが BabyMetal の登場。

BABYMETAL(1st album発売 2014年)
SU-METAL 1997年生まれ 18歳
YUIMETAL 1999年生まれ 16歳
MOAMETAL 1999年生まれ 16歳

中高年のハートを鷲掴みにしたBABYMETAL

もう、親子というか爺と孫でもおかしくない。そんな高齢化の進むロックフェスに飛び込んだのが BABYMETAL。始めはあっけにとられたであろうメタルの大御所達、そして、そのファン達に与えた衝撃ときたらいかばかりであったでしょうか。そして、見るたびに文字どおり成長していく 3 人を見て、まるで自分の娘、孫が世界で活躍している様子を見るかのように胸を熱くしたのではないでしょうか。

実際のところ、babymetal のファンは他のアイドルグループと比較して年齢層が幅広く、中高年も珍しくありません。むしろ、中年の babymetal ファンが若者に BabyMetal を熱く語る現象が見られるのが大きな特徴だと思います。

メタルを離れた中高年のハートを掴んで離さないのが BABYMETAL デス。

 

拙い記事を最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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