ISM Times

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Google 検索と自動運転で見える将来の行方

   

グーグルが自動車の自動運転の実証実験を行っていることは、ご存知の方も多いかと思います。自動運転が実用化されれば、交通渋滞が緩和されたり、交通事故が減ることが期待できますね。また、ドライバーのスキルに関係なく目的地まで安全に辿りつくことができるようになります。少なくとも、そうならなければ実用化とは言わないでしょう。分野は違うように見えても Googleが検索で目指しているものも、方向性は変わりません。

Google検索バー

利用者の行動を把握/予測し、

ユーザーのスキルに依存せず

必要な情報を提供する。

Googleの目指す次世代の検索

Android 6 のGoogle nowというGoogleの検索アプリについての記事があります。

Google Japan Blog 「Android 最新OS で使える Now on Tap が日本登場」

この記事には、「自動的に画面を解析し、次にしたいこと、たとえば、地名を検索したり、マップで場所を確認したり、をサポートする」とあります。旅行や出張の行き先を調べている時に、このアプリを起動すると、それまでの画面の内容から地名検索やマップ表示というステップに進みやすくなるというものです。

検索しようとする言葉を入力すると候補が出てくる機能はかなり前からありますが、さらに一歩進んできました。(現時点では、必ずしも、利用者が望む結果になるわけではないようなので、まだまだ発展途上のようですが)。

Googleが検索エンジン上で常に実施している様々なアルゴリズムやポリシーの変更も、このようなGoogleの目指す目的地に向けてのものだと考えてよいでしょう。インターネット上には、意図する、しないに関わらず、また、Googleの検索結果もまだまだ万能ではないために、利用者がネット上の目的地(例えば検索語)を告げても、目的地への円滑な到着を妨げる、中には、誤った道案内や、事故を起こすような検索結果で目的地に辿り着けないこともままあります。

Google が現在目指している「検索」の実現と、自動運転が実用化されドライバーがハンドルを握っていない車が街を走り回る日はどちらが先になるのかはわかりませんが、「検索? あぁ、昔はそんなことしたね」という時代になっているかもしれません。

 

拙い記事をお読みいただきありがとうございました。

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