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親が子供に愛を伝える14の方法 バレンタインにはチョコではなく愛情を

   

バレンタイン ハート LOVE

 

日本ではバレンタインデーと言うと、女性が男性に本命チョコ、義理チョコなど、チョコレートを配る日として定着し、バレンタインデーが近づくと、どこの店にも山のようなチョコレートが並びます。

欧米でも、男女や家族など親しい間柄でカードや花などを贈ることがあるようです。

アメリカ小児科学会のページに、「バレンタインデーに子供に愛を贈る14の方法」という記事が載っていました。

注)引用部分はこのページの記事を私が抄訳したものです。

バレンタインデーと入ってはいますが、バレンタインだけではなく、日常的に心がけたいことになっていますよ。そして、子供だけはなく、夫婦間や友人、知人にも使えることも多いので読んでみてください。

1 子供にポジティブに接しよう

子供に対して、ポジティブで励ます言葉をたくさん使いましょう。皮肉やあざ笑うような言葉を使わないようにしましょう。皮肉を言っても子供はその意味を理解できず、ネガティブな関係の原因になります。

「なんでこんなことができないの!」なんて言ってしまうこと、きっとあると思います。そこを、「大丈夫、頑張ればできるようになるよ」と言ってあげましょう、ということですね。

ポジティブな言葉は、話している本人も聞いている方も気分がいいものですね。ついつい、子供相手にも嫌味のひとつも言いたくなることがありますが、そんな時にも、できるだけ前向きに。

2「ありがとう」を言おう

家や社会で、どのように人と繋がる言葉を交わすかの良い例として、「ごめんなさい」「お願いします」「ありがとう」を使うようにしましょう。

 

「ごめんなさい」

この一言を言えるかどうかで人生は変わります。

「お願いします」

付け加えるだけで、人間関係は変わります。

そして、

「ありがとう」

は魔法の言葉です。

「ありがとう」と言われて腹をたてる人なんていません。「ありがとう」と言って気分が悪くなる人もいません。
「ありがとう」と言ってる姿を子供が見れば、
「ありがとう」と言える子供になってくれるはず。

3 子供をいつも気にかけよう

 

子供の身体的、感情なニーズに素早く愛情を持って対応しましょう。忙しい時であっても、子供が望む時に子供の話に耳を傾けましょう。「今日はどうだった?」と問いかけて耳を傾けましょう。

耳が痛い指摘です。「今忙しいから後にして!」言ってしまいますねぇ・・・・
これって、良い上司の見分け方にも通じるものがあります。
良い上司は、自分がどんなに忙しくても、部下の話を聞きます。あなたの上司が部下の話を聞かないとしても、時間が経てば異動や組織変更に上司は変わります。

でも、親子は変わりませんからね、自分の用事はちょっとだけ先に回して、話を聞いてあげましょう。

 

4 子供を見守っていることを伝えよう

 

子供が怒っていたり不機嫌や落ち込んでいる時、優しく抱きしめたり、手で触れたり、ちょっと頷いてみせて注意を向けているというサインを送り、反応があったら、気分が良くなるまで話をしてみましょう。

きっと、何か困っているのでしょうね。

何か理解できない、どうしていいかわからない、そんな時に、見守って話を聞いてくれる人がいたら、大人でもどんなに安心できることでしょう。

いつでも、そばにいるよ、見てるよ、聞いてあげるよ。そっと伝えてあげましょう。

 

5 ルールは守れた時には褒めてあげよう

暴力的なしつけはやめましょう。親が思春期前に「報酬」と「制限」を使い分けることで、10代の間強さの「強さ」の確立と、懸念に対処することができます。何歳の子供であっても、重大なルールを破ることがあります、罰せられずに従える複数のルールを奨励します。

どんな時も体罰はダメ。ルールを破ったことで罰を与えるだけではなく、守れたことを認めて褒めてあげることが大切です。

これもなかなか難しいことですね。約束も守れなかった、時はすぐわかりますが、約束を守れたことには気づいてあげられないものです。

 

6 時々子供と二人で過ごそう

 

小さい子供や10代の子供と二人きりで定期的に一緒に楽しめる時間を過ごすための計画を立てます。散歩、自転車、ボール遊びなどアクティブになれるように応援しましょう。10代や大きくなってきた子供にはバレンタインカードを送るのもおすすめです。就学前や児童とは、バレンタインカードを一緒に作ってみましょう。

子供が大きくなるにつれて、親子だけで過ごす時間は減ってきます。そのために、計画を立てて一緒に過ごしましょうということです。

ここでバレンタインカードが出てくるところがアメリカらしいところです。

日本だったら、子供と一緒に手作りチョコを作ってみましょう、ですね。

 

7 家族全員参加イベントを楽しもう

 

カレンダーに家族で遊ぶ日の印をつけましょう。そうすることで家族全員が一緒に過ごす時間を楽しみにすることができます。日付の下には家族の名前を書き、その人がどんなゲームをして過ごすかを決めます。

前の項目と一緒で計画を立てないと、やろうと思ってもできないことがあるのは、家事も子供と過ごすことも同じです。

家族全員で参加するイベントを計画して、全員で楽しみにするっていいですね。そんなに難しく考えずに何かゲームでもしてみましょう。

 

8 ペットを飼おう

 

可能であれば、ペットを飼ってみましょう。特に慢性疾患や障害を持つ子供の運動量を増やし、感情を豊かにし、気にかかる他者との関わる方法を提供します。

 

家にわんちゃんや猫ちゃんがいると、世話をする楽しさや面倒さも味わえます。そして、なんと言っても家族の会話も弾み、ちょっとしたことで笑顔も増えます。うちの猫もですね・・・という話はまたの機会に ^^)

ペットを飼うかどうかの判断は慎重にしましょう。飼ったら最後まで面倒を見てあげてくださいね。

 

9 子供と一緒に料理をしよう

子供が良い食べ物について学ぶ最良の方法は一緒に料理をすることです。献立を考え、材料を買いに行くことから、実際の調理からテーブルに並べるまでを一緒にやってみましょう。できるだけ家族が一緒に食べましょう。おいしい料理、楽しい会話。

一緒に料理をするのも、なかなか面倒なことが多いです。

時間がかかるし、散らかるし。

それでも、一緒に何かを作り、それを家族で食べる。

「自分の作ったものをみんなが食べてくれる!!」

達成感ありますね。

そして「おいしいよ」って言ってもらえたら、それは何よりのご褒美です。

 

10 子供に必要なものは与えよう

 

子供は成長に伴い、生きていくために必要なあらゆる分野の様々なスキルや能力を高めるために時間を費やします。応援し、ツールを与え、必要なことを教えることでできる限り応援しましょう。6か月から読み聞かせを始めます。2歳まではテレビを避け、大きくなっても一緒にテレビを見て内容や時間を確認し、番組の内容を話題の一つにしましょう。パソコンやゲームは時間を決めましょう。

 

子もが見たいだけテレビを見せたり、ゲームをさせることに良い影響がないとアメリカ小児学会では以前から指摘しています。

最近では、それほど影響がない、という説も出てはいますが、テレビやゲームが子供にとって必要不可欠なものではない以上、必要以上に与えるという賭けをする理由はありませんね。

11 子供の健康をサポートしよう

子供の健康は、幼年期の間の親のケアとサポートに大きく依存します。

予防医療のために定期的に医師の診察を受けましょう。
怪我をしないためにどうしたらいいかを教えましょう。
健康的で栄養価の高い食事を与えましょう。
十分な睡眠をとらせましょう。
小児期を通じて運動をさせましょう。
子供の心と体を守り強くしてあげましょう。

これに関しては、特に難しいことはなさそうです。親にできることはできるだけしてあげたいものです。教えられることをは教え、伝えられることは伝え、守ってあげられるところは守り、です。

12 他者との関係を築く手助けをしよう

友達、兄弟姉妹、コミュニティのメンバーと良い関係を築けるように手伝いましょう。友達や近所の子供をお茶、食事、遊びに招いたり、手伝ってあげたりしましょう。スポーツに参加したりチームワークを見せる行動をとったら褒めてあげましょう。

子供は子供同士で勝手に遊んでいる、という場合や、そう思っている親御さんも多いですね。ただ、やはり良好な関係を築けない子供もいます。最新では少子化のために、子供の世界も狭く窮屈になっている場合もあります。

親がちょっと手助けしてあげることで、子供の世界が広がり、良好な関係を築くチャンスは増えるはずです。

13 子供の自尊心を育む

子供への一番大切な贈り物は、子供が自尊心を育てることに手を貸してあげることです。子供には親の安定した助けや、長所を見つけるための手助けが必要です。子供が自分自信を信じることを学んでいる間、親が子供を信じている必要があります。子供を愛し、一緒に過ごし、話を聞き、失敗や成功から学ぶんだことを喜ぶことは、すべてその一部です。

最初にポジティブという話とも繋がっていますが、自分は信じられていると思えない子供が自分自信を信じることはなかなか難しいものがあります。

たとえ失敗しても、自分を信じてくれる人がいるという安心感、自分は信じるに足る存在なんだという自尊心は、将来に向けて本当に重要なものになります。

14「愛してる」と言うことを忘れずに!

こ、これは・・・日本で実践しているお母さん、お父さんは少ないかもしれませんね。
「愛してる」そのままではなくても「気持ち」が伝わる言葉を言ってあげましょう。
たとえ、それが、親子でも、夫婦でも言葉で伝えることも忘れないようにしたいものですね。

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