ISM Times

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ブログアクセス状況とReferer Spamの罠

   

1月14日に最初の記事を投稿しましたので、ちょうど1週間経過したところです。

新規ドメイン、他サイトからのリンクなしでのスタートなので、現時点でのアクセスは、あるキーワードの検索でスマートフォンからのアクセスが何度かあった程度で、ほとんど無いと言っていい状態です。

セキュリティ spam

ある程度アクセス数が増えるまでは、サンプルが少ないので、アクセス解析にそれほど神経質になる必要はありません。そんな暇があったら役に立つ記事を用意しましょう。

とはいえ、使い方、見方に慣れておくことも必要ですね。

そして、今回、怪しいアクセスを見つけましたので、そのことについて書いておきましょう。

不審なアクセスを発見

たまたまAnalyticsで、リアルタイムアクセスの状況を見た時のことです。全体のアクセス数が少ないのに、リアルタイムでのアクセスがあるはずもなく、アクセス人数0人となるのが普通です。

ところが、その時1人のユーザーがアクセスしていることになっていました。アクセス元の国は、確かハンガリーでした。このサイトのように日本語のページ、しかも、開設したて、そして、アクセス元はと見ると「how.to.make.moneyなんとかかんとか.comという大変に長い名前です。

見ていると、今度は別の国から同じような名前でのアクセスがあると表示されました。

ここまでで十分スパムだとわかったので、詳細を掴むために放置しておきます。

さて、翌日確認すると、アクセス数が増えており、アクセス元とされる国はアメリカ、ドイツ、中国、デンマーク、イギリス、韓国、メキシコと多彩です。

念のために、サーバー上のアクセスログを見てみましたが、該当するアクセスはありません。

Analysticsに戻り、「集客」の中の「すべてのトラフィック」の中の「参照サイト」を見ると、参照元として「web-revenue.xyz」というサイトを参照元としたアクセスが30件あります。本来は30件のアクセスがこのサイト(のリンク)から来てるよ、という意味合いのものですが、今回は違います。

Referer Spam (リファラースパム)

参照元を持つアクセスを偽装してサイト、ブログの管理者にその参照元に興味をもたせ、クリックさせようということを目的としたスパムです。

「誰かがリンクを貼ってくれて、そこからのアクセスがあるんだな、どんなサイトか見てみよう、クリック!」これを狙っているはずです。

クリックして開いた先に何が待っているかはわかりません。見た目はECサイトであっても、SEOセールスのサイトであっても、隠れた意図(ウイルスを仕込むなど)があるかもしれません。

今回のように、web-revenue.xyzとなっていると、まず、それがどこの国のサイトかわかりません。これが、.ruで終わっていたりすると、ロシアか、とわかるのですが。(ロシアだから悪いわけではないのですが、ロシアのサイトにスパムサイトは多かった時期がありました。)

xyzドメインだから怪しいということも全くありません。web-revenueという名前もアフィリエイトについてのサイトやブログを運営している方の記事ならリンクされてもおかしくないような名前です。

そこで、試しに「web-revenue.xyz」を検索してみると、やはりRefere Spam siteのようです。

リファラースパムを見つけたら

この手のスパムを見つけた場合、慌てる必要はありません。アクセスログに記録が残っていないことからわかるように、実際にはサイトにアクセスしていないケースが殆どで、単にアナリティクス上に記録が残るようにしているだけです。アクセスしない限り実害は生じません。

ただ、記録上、アクセス数としてカウントされてしまうので、アクセスが少ないと目立つというのが厄介なところです。アクセス数によらず、ウェブマスターの方々はこのスパムに頭を悩ませているので、spam siteのリストやフィルターのかけ方がたくさん見つかりますが、イタチごっこですね。

こればかりは、様子を見ていてもなくなるものでもないので、対策をとるに越したことはないのですが、思うところあってしばらく様子見です。

ところで、アクセス元の国が複数の国になっていました。これすらも偽装の可能性もあるのですが、仮に国が正しいとして考えると、このスパムの実行者(人に限らずPC)は世界中に散らばっているわけです。もしかするとスパマーが乗っ取ったPCを使っているのかもしれません。知らないうちに、スパマーの手先にならないように手元のパソコンにもウイルス対策ソフトを入れたり、ファイアウォールで守るということは本当に大事なことだと思います。

 

拙い記事をお読みいただきありがとうございました。

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